2015年12月17日 16:36

石灰石を主原料とする新素材「LIMEX」を製造するTBMは、経済産業省の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金(製造業等立地支援事業)」に採択され、宮城県多賀城市と立地協定を締結し、2年後を目途に同市に量産工場を設置すると発表した。
同社は経産省のイノベーション技術を支援する補助金を受け、2015年、宮城県白石市にパイロットプラントを建設し、LIMEXの実用化に成功した。
今回の補助金により、宮城県多賀城市に第2号工場を建設しLIMEXの量産を行う。将来的にはこの量産工場をモデル工場とし、水資源の不足している地域を中心として、世界中へ技術輸出を進める計画。日本のイノベーション技術で世界に雇用と産業を創出し、同時に世界の水・石油資源問題に貢献していくとしている。