2015年12月16日 08:04

12月15日、BSA |The Software Alliance(BSA)は、福岡地方裁判所が福岡市所在の20代の男女2人に、BSA加盟企業の海賊版ソフトウェアをヤフオク!で違法に販売したとして、著作権法違反と商標法違反で有罪判決を下したと発表した。男性に対しては懲役2年4か月(執行猶予4年)、罰金60万円、女性に対しては懲役1年6か月(執行猶予3年)と罰金30万円が併科される。

本事案は「Office Standard 2010」の海賊版をヤフオク!で販売するとともに、「Microsoft Office Professional Plus 2010」のプロダクトキー販売に関する広告を大手通信事業者が管理するサーバに記録して利用者に閲覧させたとするもの。

BSA日本担当共同事務局長は、「オークションサイトへの海賊盤やプロダクトキーなどのシリアル番号の出品は後を絶たない。今回の判決は、オークションサイトへの出品をあらゆる世代に対して抑制するものとして評価できる」とコメントした。