2015年11月04日 08:29

宝島社が発行する宝島社文庫「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が、11月3日、第三回「京都本大賞」の大賞に決定した。
「京都本大賞」は、過去1年間に発刊された京都府を舞台にした小説の中から、「もっとも地元(京都)の人々に読んでほしいと思う小説」を、書店員と一般読者の投票で決定する賞だ。今回、同大賞の対象となった37作品の中から、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(七月隆文)、「異邦人」(原田マハ)、「左京区恋月橋渡ル」(瀧羽麻子)の3作品が最終ノミネート。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が大賞に選ばれた。
本書は京都の美大に通う20歳の男の子が同い年の謎めいた女の子と出会い、その彼女との偶然ではない奇跡的な運命を解き明かしていく恋愛小説。著者の七月隆文さん自身、京都の大学で学生時代を過ごし、作中では、京阪電鉄、京都市動物園、丹波橋、宝ヶ池など、京都に実在する場所が多数登場する。
価格は670円(税抜)。