2015年10月30日 16:56

ユニセフ(国連児童基金)とWFP(世界食糧計画)は、南スーダン・ワラップ州の25万人以上の子どもたちの命を守るため、各家庭を回って子どもの栄養状態の検査を行う大規模なキャンペーンを開始した。
南スーダンでは390万人以上が深刻な飢餓状態の中で生活している。近ごろ発表された「総合的食料安全保障レベル分類」(Integrated Food Security Phase Classification)によると、少なくとも3万人が極限状態で暮らし、餓死の危険に瀕しているといわれている。ワラップ州だけでも2万6000人の子どもたちが急性栄養不良に陥っていると見られている。
今年末までに25万人以上の子どもたちが、研修を受けた地域のボランティア240人によって栄養状態の検査を受ける見込み。栄養不良状態だと確認された子どもは、保健施設や他の栄養治療センターへ照会される。