2015年10月22日 08:12

東京コピーライターズクラブ(TCC)は、本年度TCCホール・オブ・フェイムを仲畑貴志さんに決定した。

TCCホール・オブ・フェイムは、その名の通りコピーの「名誉殿堂」。広告コピーのクオリティと社会的評価を高めるうえで顕著な功績を残した先達を称え、その偉大な業績を後世に伝えるために2003年から制定された顕彰制度で、今年は13年目。TCCに在籍30年以上の会員および現職幹事会員の意見を参考とし、17名の選考委員がさまざまな観点から検討して、顕彰対象者を決定する。

仲畑さんの選考理由は、「好きだからあげる。」(丸井グループ)「おしりだって洗ってほしい。」(TOTO)など装飾性を捨てて、物事の真髄を言い放ち、忘れ難い言葉を送り出していること。また、多数の著作でコピー、広告制作の啓蒙に努め、一流の日本語の使い手として「コピーライターの時代」を築き、支え続けていることなどが挙げられている。