2015年10月09日 11:38

STマイクロエレクトロニクスは、自動車のテレマティクスおよびコネクティビティ・アプリケーション向けに設計された、新しいアプリケーション・プロセッサ・ファミリを発表した。

新プロセッサ・ファミリのTelemaco2は、自動車の安全性、快適性、燃料効率につながるテレマティクス・システム向けに特化した、車載用プロセッサ。Linuxプログラミングに対応し、高い拡張性と小型サイズが特徴。Telemaco2を採用したソリューションは、事故時の緊急通報システム、自動車からクラウドへの継続的な接続、自動車の遠隔診断、道路トポロジ処理などのアプリケーションに対応する。

独立した組込みブート・コアにより、外付けの起動用マイコンが不要。また、セキュアCAN(Controller Area Network)サブシステムの統合により、個別の車載用バス・コントローラが不要。全品種がサンプル出荷中で、12月に量産開始予定。