2015年10月08日 10:26

日本気象協会は、10月7日に全国・都道府県別の2016年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第1報)を前シーズン比、例年比に分けて発表した。また、詳細な情報を、「2016年春の花粉総飛散数 予測資料」として販売する。本予測は、今夏の気象条件などを基に作成した。今後、花芽調査などのデータを加え、内容を更新していく予定だ。

前シーズンは、2015年春のスギおよびヒノキの花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数が西日本を中心に少なく、東北地方では多くなった。2016年春の花粉飛散予測は、四国地方と九州地方では前シーズン比で約1.5倍の飛散数となる見込みだ。また東海地方、近畿地方でも前シーズンより花粉がやや多く飛ぶ予測となっている。関東地方や中国地方ではほぼ前シーズン並みで、北海道や東北地方、北陸地方ではやや少ない見込み。

一方、例年比でみると、東北地方が例年並み以上の飛散で、そのほかの地域では例年並みか下回る見込みとなっている。