2015年07月22日 06:37

高視聴率でスタートした連続ドラマ日曜劇場「ナポレオンの村」(TBS系)。その原案となる、講談社+α新書「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?」が好調な売れ行きを示している。

本書は、石川県羽咋市の市役所職員・高野誠鮮氏が、過疎高齢化で「限界集落」に陥った農村の再生プロジェクトに取り組み、それが大成功を収めるまでのプロセスを克明に記したもの。高野氏は数々のユニークなアイデアを次々と繰り出し、そのアイデアを驚くべき行動力で実行していく。その結果、多くの若者を誘致し、農家の高収入化を達成。

また、高野氏は農産物をブランド化するために、とてつもないことを思いつく。それは「ローマ法王に米を食べてもらう」という突拍子もないアイデアだった……。アイデアを自由に発想し、それを躊躇なく確実に実行するという、高野氏の仕事の流儀に大いに学ぶためのヒントがちりばめられた一冊。