2015年07月06日 14:54

3カ月以上エボラ出血熱の新たな感染者が出ておらず、今年5月に終息宣言がなされたリベリアで、再び新たな感染が確認された。ユニセフは隔離中の人々を収容するためのテント、衛生用品、消毒用塩素、手洗い用のバケツなどの緊急支援物資の輸送を、感染が確認されたコミュニティに対して始めている。
6月29日、少年の遺体からエボラ出血熱の陽性反応が確認されたマルギビ郡では、ユニセフの社会動員チームが動き始めこれ以上感染が広がらないように、影響を受けている人々を支えるための活動を進めている。
犠牲となった少年が通っていた学校は消毒され、新たな衛生設備を設置し、石けんや消毒薬が配布される。ユニセフの提供による手洗い場は、今年2月に、6カ月間の閉鎖期間を経て学校が再開された際に、すべての学校の入口に設置された。ユニセフは5月9日のエボラ終息宣言以降も、そうした衛生設備を維持するよう、各自治体とともに働きかけを続けてきた。