2015年05月26日 08:08

ネパールを襲った最初の大地震から今日で1カ月。ユニセフ(国連児童基金)は、被災した子どもたちの栄養状態の悪化を食い止めるため、およそ7万人の5歳未満児に緊急の栄養支援が必要であると発表した。

最も被害の大きかった14郡では、およそ1万5,000人の子どもたちが重度の急性栄養不良に陥っている。栄養治療食(栄養価が高く、すぐに口にすることができるピーナッツを原料としたペースト状の食品等)の支援が必要だ。中度の急性栄養不良状態にある5万5,000人の子どもたちにも、栄養補助食品とケアによって、再び健康に成長・発達できるような支援を必要としている。

地震で被災した20以上の郡では、170万人の子どもたちが依然として緊急の人道支援を必要としており、長期にわたって身体的および精神的に影響を受ける危険が高まっているという。