2015年05月14日 16:42

インテージリサーチは、携帯電話のローミング情報を使った訪日外国人滞在の実態を分析し、地域ごとにまとめた。
訪日外国人の来訪者数も過去最高を更新し続けている中、市区町村でも来訪促進施策、滞在環境の改善に乗り出している。市区町村単位では、来訪している外国人について得られるデータが少ないのが現状だ。
本分析は、ドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計」を活用して、市区町村別に来訪者の国、時間別滞在状況を把握。観光施策に寄与することを目的として実施した。
エリアによって来訪する国の違いがわかる。中央区は中国、台東区は台湾。鎌倉市ではタイが多く、「東京に近く、大仏がある」ことが理由と考えられる。
時間帯別の変化を見ると、台東区は、中国からの来訪者にとっては「昼間訪れる場所」、台湾からの来訪者にとっては「宿泊場所」と推測されるという。