2015年05月07日 10:24

「俺のせいで甲子園に行けなかった」「好きな男の名前 腕にコンパスの針でかいた」など、人々の悲哀を物語性のある歌詞でムードたっぷりに歌い上げ、カルトな人気を誇るファンクバンド、Only Love Hurts(通称O.L.H.)。
彼らの楽曲を柱にした音楽劇が、劇団「ピチチ5」主宰の福原充則による脚本、原雅彦の演出で実現した。
出演は、古田新太、小泉今日子をはじめ、田口トモロヲ、高畑充希ほか個性豊かな実力派たち。
衝撃的な歌詞が次々と飛び出す本作だが、小泉は「入口は少し下品で不謹慎かもしれないけれど、出口は愛と希望です」と作品の魅力を語る。
時代を鋭く風刺するO.L.H.の歌の世界観は、賛否両論あるのだが、それぞれの生き様が鋭く描かれた後に、最後に希望が残る。放送を見れば衝撃的な歌詞の裏側に潜む人間の本質に圧倒されるだろう。
歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」は5月9日(土)夜7:00 WOWOWライブにて。