2015年04月09日 10:56

教育検査を用いた学び方の処方や、塾や先生の情報を教える専門機関「教育の病院NOCC」は、「教育を直感から科学へ」を理念としたサービスを4月から開始する。

医者が聴診器やレントゲンやCT,PETなどで見えない部分を検査することで、より的確な診断を試みるように、NOCCは教育においても、学習能力を測る検査を用いて能力を診断することが必要だと考える。

一例をあげると医療の現場でよく使われているWISCという検査で、言語理解、知覚推理、作業記憶、処理速度といった能力を測定。それにより、たとえば算数の点数がとれない子供でも、計算などの単純処理に問題があるわけでなく、文章を読み込む過程に問題があることが分かれば「国語力を上げる」というアドバイスが可能になる。

今後もNOCCは教育を科学し、直感ではなく科学的に的確な診断をしていくことで、質の良い学習を提供していくという。