2015年03月25日 10:29

調剤薬局を展開している日本調剤は、全国12施設の大学病院と連携した薬剤師研修制度を、来年度から本格実施すると発表した。

日本調剤では、約2,400人にも及ぶ薬剤師に対し、「薬学知識」「店舗管理知識」「理念教育」の3つを柱とする教育訓練制度を従来より実施している。

昨年、薬剤師教育の範囲を広げるべく、大学病院での実務研修が、旭川医科大学病院との間で初めて実施された。

参加した薬剤師からは、「治療の経緯を知ることにより、より深く共感する姿勢が持てた」「副作用やその予防について、薬剤師として何ができるか意識するようになった」などの声が聞かれた。

今後は、地域包括ケアシステムの構築や在宅医療の推進など、地域医療の推進に貢献できる薬剤師の育成を目指していくという。