2015年02月03日 14:53

かっこでは、統計技術を使ってリアルタイムにネット通販の取引を審査する取引審査システム「O-PLUX」において、後払い決済の取引審査に利用されているブラックリストが、どの程度代金未回収となった取引の検知に貢献するかを検証した。

かっこでは、ネガティブ情報の「鮮度」に着目し、ブラックリストにあった受取先住所と一致する取引について、情報登録日から取引が発生した日までの経過日数と、未回収取引の検知率の関係を調査した。その結果、経過日数が200日を超えると検知率は半分になる場合があることを確認した。

これは、過去のブラックリストをいつまでも使い続けることで、本来代金を支払ってくれるはずの購入者を「悪質な購入者」と誤って判定する頻度が高くなること意味する。

その結果、善意の購入者に不愉快な思いをさせたうえ、販売機会を損失する事態の発生が懸念される。