2014年08月25日 17:42

「色」をテーマに展開するオンライン&オフラインショップ「IROYA」を運営する株式会社IROYAは、服飾資材の企画・製造などを手がける株式会社フクイと独立行政法人産業技術総合研究所の佐川賢工学博士が共同で開発を行った「いろポチ」を、アパレル事業者として初めて導入する。

いろポチは、全盲視覚障がい者がその表面にある膨らみに触れると、それが添付された商材の色を識別できるようになる「タグ」である。日本女子大学被服科研究室と社会福祉法人・日本点字図書館の協力のもと佐川賢工学博士が研究開発したアイデアを、フクイ社が形にすることで完成した製品である。

「色から、モノを好きになる」をコンセプトにセレクトショップを運営するIROYAは、いろポチの思想や機能がそのコンセプトと合致することを受け、当社が扱う商材に添付するタグとして採用することを決定した。本取り組みの開始時点ではリユース商材などに限って活用し、その後、数年間のスパンを経て6割以上の商材に活用していく予定。

また、当社で販売したいろポチを添付した商材の売上のうち一部を、当社が指定する団体へ寄付し、同製品の普及やオンラインショップにおきまして利用者へのバリアフリーにも取り組んでいく。「色覚的バリアフリー」を目指すことで、日本に約100万人いる全盲視覚障がい者にファッションを楽しんでいただける、その一助を担う為普及に努めていく。尚、アイテムの販売は9月末〜10月上旬を予定。