2015年10月22日 11:19

STマイクロエレクトロニクスは、自社の32bitマイクロコントローラ(マイコン)であるSTM32が、長時間のバッテリ駆動と正確な心臓遠隔モニタが可能なHTECのウェアラブル心電計に採用されたと発表した。
標準的なホルター心電計は24時間の心電を記録して翌日に医師に提出する必要があるが、STM32を搭載したウェアラブル心電計(3リード)は、場所や時間に関わらずデータを記録することが可能。患者は異常を感じたら、ウェアラブル心電計を胸に装着するだけで、データを即座に記録し、HTECのクラウドベースの遠隔医療ソリューションを介して医師に送信することができる。
さらに、ドライ電極を採用しているため簡単に皮膚に装着でき、消費電力が最適化されているので、1度の充電で連続7日間記録できる。このウェアラブル心電計の臨床試験は現在進められており、2015年末までに入手可能になる予定。