2025年10月23日 12:04

パーソルAVCテクノロジーは、レーザー・AIタイヤ総合測定システム「AI みぞみるくん」が2025年度グッドデザイン賞を受賞した。
昨今の自動車は、ハイブリッド化、BEV化により車重が増える傾向が顕著で、タイヤの摩耗はもちろん、劣化状況も安全走行の上で、非常に重要な要素となっている。一方で、摩耗や劣化状態の測定、判断は未だアナログ的な計測や経験による知見に頼っているのが現状だ。
パーソルAVCテクノロジーが開発した、タイヤ総合測定システム「AI みぞみるくん」を使用することで、簡単な操作で短時間に、自動車(乗用車)のタイヤの残り溝を誰でも熟練者のように正確に計測することが可能。また、AI技術と画像解析技術の活用で、タイヤのヒビ、傷などの劣化状況を把握し、画像データを保存することも可能だ。
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動。グッドデザイン賞審査委員による評価コメントはこちら。「本作品は、レーザー測距とAIによるタイヤ溝・劣化診断を現場で簡便かつ高精度に実現した点が高く評価された。従来、熟練作業者の経験知や手作業に依存していたタイヤチェック業務に対し、デジタル技術で可視化・記録を自動化し、業界全体の品質向上と業務効率化に寄与している。特に、衝撃に強い筐体や手袋着用でも操作しやすいUI・ボタン形状、分かりやすいプリントデザインなど、整備現場の実情を踏まえた細やかな配慮が光る。今後は全国展開やデータ利活用の広がりに期待したい」。