2025年10月22日 19:41

潤工社は、業界初の0.5mmコネクタを搭載した「Junkosha(R)マイクロ波・ミリ波同軸ケーブルアセンブリ」0シリーズ 精密計測用位相安定タイプ「MWX0A5」を開発した。本製品は、DC(直流)から250GHzまでの信号伝送を可能にし、AIアクセラレーター向け先進半導体チップ開発や、ミリ波・サブテラヘルツ(Sub-THz)波領域における評価・測定まで、幅広い用途に対応する。
近年、AIデータセンターや高速通信インフラの拡大に伴い、高周波帯での検証需要が急速に高まっている。こうした環境において、高周波帯での精密な計測は不可欠であり、この課題に応えるべく潤工社は250GHz対応の位相安定ケーブルソリューションを開発した。
本製品は、キーサイト・テクノロジーズとの共同開発で新規設計された次世代モデル。正確な伝送を可能にする精密設計構造により、最先端の高周波測定環境でも安定した性能を発揮する。また、統合RFコンポーネントセットとして、0.5mm – 1.0mm アダプタをケーブルと併せて利用できる。
0.5mmインターフェースを備えるDUT(被測定デバイス)は現時点で標準化されていないが、同社の250GHz対応・0.5mmコネクタケーブル「MWX0A5」は、次世代の高周波測定システム構築に向けたキーコンポーネントとなる。