2025年10月21日 12:24

EdgeXは、小林製薬と共同で、不当景品類及び不当表示防止法(景表法)・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)のチェック業務効率化を目的としたAIエージェント「ヤッキくん」を開発した。
2024年度の国内のインターネット広告費が前年比109.6%の3兆6517億円に達し、前年より3187億円もの大幅な増加を記録する中、広告審査業務は転換点を迎えている。インターネット広告市場の拡大と合わせるように、景表法や薬機法の改正・厳格化が進んでおり、企業が審査すべき広告案件数は増加している。規制強化により一件あたりの審査作業もより慎重かつ詳細な検証が求められるようになったことで、多くの企業で広告審査担当者の確認作業が年々増加しており業務負荷が深刻な課題となっている。
本システムは、小林製薬が取り扱う日用雑貨品、スキンケア製品などの製品パッケージ/ブランドサイト/店頭POP/CMの説明文を通達・ガイドラインや、自社ルールに基づいてAIでチェックし、業務の効率化と品質の向上を同時に実現することを目的としている。主な特徴は、「AIによる安定した高精度チェック」「スピーディーな回答に、わかりやすい根拠説明」「追加学習可能な賢いパートナー」「テキストに限らず、多様なファイル形式(PPT、Excel、Word、PDF等)・画像データまで対応」。EdgeXと小林製薬は、2026年から3カ年にわたって、年々増加する広告審査業務の効率化とチェック精度の向上を目的として、引き続き共同開発を推進していく。