2025年10月17日 09:03

マンションリサーチはマンション市場の長期的な変化を把握できるよう、全国14万3000棟のマンションデータを公開している「マンションナビ」の保有データを用いて、マンション売買価格の推移を調査し、公開した。

大阪市は、ビジネス・商業・住宅が混在する都市として、多彩なエリア特性を持つ地域。なかでも中古マンション市場では、区ごとに価格差が大きく、「キタ」「ミナミ」「ニシ」といった広域エリアごとにも異なる動きを見せている。マンションナビの最新データによると、大阪市は過去9年間で約58%の上昇を記録しており、府内でも堅調な上昇トレンドを維持している。

本調査では、具体的な数値やグラフを踏まえながら、「キタ」「ミナミ」「ニシ」といった広域エリアごとのマンション価格の推移をわかりやすく読み解いていく。

近年、大阪府全体の中古マンション市場では、価格上昇が続いている。ただしその傾向は一様ではなく、再開発の進行度や交通利便性、生活環境など、エリアごとの特性によって動きに差が生じている。こうした違いを可視化することで、売買の判断材料として活用できると考え、調査を実施した。

9月時点の大阪府全体における中古マンションの平均売買平米単価は51万円となった。前月比0.6%の上昇を記録。中心部の大阪市や北摂エリアでは安定した取引が続いており、府全体としては「安定上昇」の傾向が継続している。こうした推移からも、関西の経済・生活拠点としての大阪の底堅さが示されている。

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