2025年10月15日 09:06

くじらリアルエステートテックは、入居者が不在でも冷凍食品を置き配で受け取れる「くじらスマート冷凍宅配ボックス」の実用化に向けた開発構想を10月14日よりスタートした。

本製品は、急増する冷凍食品宅配の需要に応えるとともに、マンションやアパートなどの物件価値を高める新たな設備として、近日中の市場投入を視野に検討を進めている。

近年、冷凍弁当やネットスーパー、地方特産品の取り寄せなど、冷凍品の宅配利用が急速に増えている。しかし、従来の宅配ボックスは常温対応が主流であり、冷凍品は再配達や玄関先放置といった課題が残っていた。こうした状況を受け、入居者からも「冷凍対応ボックスが欲しい」という声が高まっている。

くじらリアルエステートテックでは、自社で冷凍庫を開発するのではなく、市販の冷凍庫をベースに、冷凍食品の宅配に最適化した専用カバーを組み合わせた一体型ユニットの開発構想を進めている。既製品を活用することで、より現実的な早期導入とコスト抑制を実現し、実使用環境での検証も計画中だ。

導入メリットは、不在時でも冷凍品を受け取りできること。JIS規格に準拠した-18℃以下設計で、冷凍弁当・アイスクリームなども再配達なしで受け取り可能。食品ロス削減にもつながる。 マンションやアパートなどの集合住宅に設置でき、既存の「くじらスマート宅配ボックス」と併設または単独でも導入を可能にする予定。入居者の利便性と満足度を高め、入居率や継続率アップにつながる。