2025年10月14日 18:45

カタリバが島根県雲南市と連携し、運営してきた教育支援センター「おんせんキャンパス」が今年で10周年を迎える。このたび支援の中で見えてきたことや、これからの不登校支援のあり方について語るイベントを、11月1日に開催する。
文部科学省は2023年3月、不登校の児童生徒の数が増加し続けている現状を受け、すべての子どもたちの学びを確保するための対策「COCOLOプラン」を発表。2024年には、教育支援センターを含む学校外での学びが「正規の学び」として承認される動きが広がっている。一方で、教育支援センターが設置されている自治体は全国の74%、実際に利用している不登校の子どもは全国で8.4%。こうした課題に対応するためには、民間と行政、そして地域が一体となった取り組みが求められている。
カタリバは2015年より島根県雲南市と連携し、国内でも先駆的な官民連携の教育支援センターとして「おんせんキャンパス」を運営してきた。本イベントでは、雲南市教育委員会 教育長やおんせんキャンパスに通っていた卒業生や保護者がゲストとして登壇。これまでの10年を振り返りながら、官民連携による教育支援センターの取り組みや意義を伝え、行政・教育関係者にとって新たな取り組みのヒントとなるような場にできればと考える。
イベント終了後には行政・教育関係者向けに、カタリバ代表理事 今村さんとおんせんキャンパス事業責任者 石飛さんとのランチ相談会を実施。具体的な事業や取り組みについて話しをすることができる。
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