2025年10月07日 16:07

Scalarは、ゼンリンと共同で「AIを活用した不動産提案サービス」を開発、10月14日~17日まで幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」に出展した。
本アプリケーションは、ゼンリンが保有する高度な地理空間情報と、Web上に散在する口コミや行政サービスなどの多様なデータを「ScalarDB」を介してゼンリンの地物(ZID)で統合管理。対話型AI技術と組み合わせることで、ユーザー一人ひとりのライフスタイルといった潜在的なニーズに応える最適な物件提案を可能にするもの。
現在の不動産検索は、駅からの距離や家賃といった画一的な条件が中心であり、個々のライフスタイルや価値観に基づく「こだわり条件」を十分に反映させることが困難だった。さらに、治安や地域の評判、行政サービスといった物件周辺の重要な定性情報は様々な場所に散在しており、それらを網羅的に収集・評価することが大きな課題となっていた。
このような課題に対し、Scalarとゼンリンは共同で、高度地理空間情報とAI技術を融合させた新たな物件提案アプリケーション「AIを活用した不動産提案サービス」のプロトタイプを開発。AIが必要な情報を一元的に、かつ高速に検索・分析できる基盤を構築した。さらに、「週末に家族でくつろげるレストランが近くにある物件」といった曖昧な要望に対しても、統合されたデータベースを通じて適切な候補を瞬時に提示することが可能となる。