2025年10月06日 19:49

箱根仙石原プリンスホテルでは、2026年1月10日~2月28日に、レストランで本来廃棄される食用油を再利用した「廃油キャンドル作り体験」と「廃油キャンドルナイトバー」を開催する。

日本では年間約20万トンの家庭からの廃食用油が発生しているといわれるが、そのうちリサイクルされているのはわずか約15%。飲食店や食品製造業界ではリサイクルが比較的進んでいる一方で、家庭からの廃油はまだ十分に活用されていないのが現状。

本体験では、レストランで使用済みの食用油を再利用し、使わなくなったクレヨンで色付けをし、オリジナルキャンドルを制作する。さらに、レストランで余剰となったフルーツを乾燥させたドライフルーツ、ロビーの飾花を乾燥させた花材などをデコレーション素材として用意し、廃棄されるはずの素材に新たな命を吹き込む。香りや色合い、装飾を自由に選びながら、世界に一つだけのオリジナルキャンドルを作ることで、持続可能な社会づくりに貢献。エコを考えるきっかけとなり、環境保護への取り組みを楽しみながら実感できる体験となっている。

また、開催期間中のバータイムには、スタッフが手作りした廃油キャンドルを店内に灯す「廃油キャンドルナイトバー」を実施。特別メニューとして、キャンドルに映えるやわらかなピンク色とやさしい口当たりが特徴のカクテル「コーラルキャンドル」を提供する。