2025年09月30日 19:00

日本総合研究所は、「先端的経営プラクティス」を提供し経営支援を行う「経営研究センター」を10月1日に設立する。
グローバルでの政治・経済の変容、そしてITに代表されるテクノロジーの革新が、ビジネスや企業経営にこれまで以上に大きな影響を与えるようになった。また、変化の「兆し」から「発現」までのスピードが短くなるとともに、変化の要因も複合化しており、経営環境が突如一変しかねなくなっている。こうした時代の中、企業はこれらの経営リスクに迅速かつ柔軟に対応するため、先端的経営プラクティスを実践し、継続的な変革を行う必要に迫られている。
今回設立する本センターは、「Strategy」と「Transformation」という従来から存在する2つの領域に加え、「Intelligence」の領域で構成される。Intelligenceではマクロ経済やマーケット環境のほか、地政学を含む経済安全保障にかかる状況、AIをはじめとした先進技術などの情報を収集した上で、産業・企業の構造的な転換を促す端緒の探索とその分析、シナリオ策定などを行う。そしてそれぞれの機能を融合させることで、具体的な戦略を構築して実践を図り、企業を変革に導く。このようにして、本センターは先端的経営プラクティスの探索・開発を推進し、持続的な競争優位性を持つビジネスモデル構築の支援に取り組む。なお、本センターでは、企業や公的機関、学術機関との連携を深めることで、より多角的な探索・開発を進める予定だ。