2025年09月04日 09:01

東京都は、全国初の燃料電池(FC)タクシーの都内への大量導入の開始に併せ、燃料電池商用モビリティをはじめとした「水素を使う」アクションを加速させる官民連携プロジェクト「TOKYO H2」を新たに始動させた。
エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化に向け、都内における水素エネルギーの需要拡大・早期社会実装化に取り組んでいる。なかでも、走行距離が長い商用車両での水素活用は、運輸部門の脱炭素化と水素利用の拡大のために非常に重要だ。
「TOKYO H2」では、東京都と水素エネルギーに関連する企業・組織が、水素の社会実装で世界をリードする東京を目指し、水素をテーマにした様々な取組を進めていく。また、水素の普及を街中で「見える化」すべく、「TOKYO H2」のロゴやデザインで統一された各種コミュニケーションを展開することで、社会全体での理解と関心を高めていく。
「TOKYO H2(トウキョウエイチトゥ)」は、燃料電池商用モビリティをはじめとした「水素を使う」アクションを官民連携で加速させることを目的としたプロジェクト。都は燃料電池商用モビリティの普及目標として、2035年度に約1万台を掲げている。この度、全国初の取組である燃料電池タクシーの大量導入をきっかけに、運輸物流分野も含めた、燃料電池商用モビリティの導入を促進するとともに、エネルギーの安定供給や脱炭素化の切り札である水素を様々な分野で積極的に利用する仲間を増やす取組を官民連携で進めていく。