2025年08月19日 15:59

プラスチック製品で職場と環境の改善に取り組む石塚では、今夏の熱中症対策関連商品「サーモバリアフィット」の受注金額が、7月末までの短期間で昨対比10倍を記録した。6月より専任の営業スタッフも拡充し、全国各地で迅速に対応できるような体制を整備。今夏の期間で昨対比150%を計画していたが、僅か半年ほどで予想を大幅に上回る実績となっている。

販売好調の要因として、6月より企業の熱中症対策として厚生労働省が罰則付きで義務化が施行され、より一層の企業の取組の関心度が増加。迅速の対策を講じる中で、「サーモバリアフィット」が注目されたことが挙げられる。

「サーモバリアフィット」は、乾燥炉や機械、屋根などからの熱を大幅にカットし、施設内の作業環境を改善させる遮熱シート。ガラスクロス繊維に特殊樹脂シートを合わせ、両面にアルミ箔を施した不燃シートで、国土交通大臣の不燃認定を取得している。

大がかりな設備や施工の必要がなく、それに伴うコストが不要、短期間且つ低コストで効果的な対策が講じられる点が好評。特に、鉄鋼や金属などの溶鉱炉がある企業や、食品などの焼きや乾燥工程がある企業など、加熱処理工程が多い製造業からの依頼が多い。同社では原反の切売りも行っており、少量だけ欲しいというニーズにも細かく対応可能。今後も企業の熱中症対策に迅速に対応できるように営業スタッフの増強と、効果を実感できるデモ実演による営業をさらに強化し、対応を進めていく。