2025年08月19日 12:55

エヌエスティ・グローバリストのスマートIoT事業部は、労働災害の約15%を占めるガス関連事故の撲滅を目指し、業界初のBluetooth+LoRa連携による「ガス濃度遠隔監視サービス」を開始する。

作業現場では「酸素欠乏による窒息」「有毒ガス中毒」「可燃性ガス爆発」等の複合的リスクが存在する。従来は定期的な人手測定と監視員常駐が必要だったが、広範囲監視の限界と高い人件費が課題だった。また、高齢化による熟練作業員不足が深刻化する中、若手作業員の安全確保と技術継承が重要な課題となっている。働き方改革と労働環境改善への社会的要請も高まっており、危険作業の無人化によって働きやすい職場環境を実現することが求められている。

本サービスは、近距離通信のBluetoothデータをLoRa長距離無線に変換することで、対象Bluetoothセンサーの設置制約を解消。広範囲に分散配置されたセンサー情報を効率的に収集できる。さらに、LoRaの通信費用ゼロ円で通信コストの削減と運用管理の簡素化を実現する。ガス濃度の異常を検知した場合、作業者の安全確保が最優先となる。警告灯やサイレンなどと連携して自動起動することで、周辺への注意喚起が即座に行える。同時に管理者へ通知して、迅速な状況把握と現場対応を可能にする。また、ガス検知データとウェアラブル端末によるバイタル情報を常時監視し、管理者の手書き記録や業務負担を大幅に軽減。記録漏れや転記ミスを排除することで、作業者は安全を気にすることなく本来の業務に集中でき、管理者も正確で効率的な総合安全管理体制を実現する。

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