2025年08月12日 09:45

岡山大学は、7月24日、会津大学と両大学の強みを生かした連携を進めるため、「大学間アライアンス(同盟)協定」を、会津大学で締結した。

本協定は、教育・研究・産学官連携等を通じた人材育成や研究力・イノベーション創出の強化を目的とし、ひいてはわが国の科学技術・イノベーションの振興および福島の復興にも寄与することなどを目指す。そのため今回の協定式には、福島県の福島イノベーション・コースト構想推進機構より、伊藤泰夫理事長補佐らも参加した。

本協定においては、会津大学の強みであるとともに、岡山大学の最重点研究分野でもある「宇宙分野」、「コンピュータサイエンス分野」、革新的なビジネスモデルによって社会にイノベーションを生みだす「スタートアップ分野」において重点的に連携を深め、学術の先導や社会変革を目指す。

協定締結に際し、那須学長は「岡山大学長期ビジョン2050:地域と地球の未来を共創し、世界の革新に寄与する研究大学を実現のため、この連携を通じ、国立大学、公立大学の枠組みを超え、教職員、学生が混ざり合い、共にできることは共に連携していきたい」と述べた。また、会津大学を代表して、束原恒夫理事長・学長は、「それぞれの強みを生かし、両大学の教育研究の発展に寄与したい。岡山大学の学生が福島県を訪れ、交流することで新たな時代を先導する人材育成にもつなげたい」とあいさつし、その後、協定書に署名した。今後、両大学はこの協定をもとに、強み特色ある分野を中心に、教育・研究・社会実装における先導的な取り組みを共に推進する。

岡山大学