2025年08月05日 12:23

インドネシア総合研究所は、7月、インドネシア国内において運営代行を行っている日本語学校で育成した優秀な人材を、日本国内の企業にマッチングするための新WEBプラットフォーム「BANK ORANG(BANKオラン)」を正式リリースした。
本サイトは、インドネシアの主要都市に設立された複数の日本語教育機関より、将来日本での就労を希望するインドネシア人材を育成・登録・マッチングする仕組みを構築している。技能実習制度や特定技能制度、技術・人文知識・国際業務ビザなど、様々な在留資格に対応した候補者を取り扱っており、日本企業の多様な人材ニーズに応える内容となっている。このサイト名の由来となった「オラン」とは、インドネシア語でorang、つまり「人」を指す。インドネシア語ではBANK ORANGとは人財バンクという意味になるが、日本での深刻な人材不足の状況=人がオラン(おらん)状況とかけている。
「BANKオラン」は、特定技能14分野に対応した教育カリキュラムを提供。インドネシア国内の複数の教育機関と連携し、技能評価試験・日本語試験対策を徹底。登録者はすべてN4以上の日本語力を有し、生活態度・協調性・責任感など「企業が求める人柄」にも重点を置いた教育と面接を実施。必要に応じてオンライン面接や履歴書の閲覧が可能だ。他に、「日本語学校の在籍状況や試験合格状況を明記」「採用までの明確なプロセス設計」「技能実習・特定技能・高度人材いずれにも対応」「サイトは完全無料で検索可能(25年末まで)」といった特徴がある。