2025年08月01日 10:00

日本CLT協会は、令和7年度林野庁補助事業の一環として、「CLT DESIGN AWARD 2025 -設計コンテスト-」を開催する。

CLTとは、Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティッド・ティンバー。JASでは直交集成板)の略称で、木の板を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料。厚みのある大きな板であり、構造材としての強度と断熱性、施工性の高さを兼ね備え、建築及び土木分野での応用が広がっている。

本コンテストは2015年にスタートして以来、2022年度より「CLT DESIGN AWARD ‐設計コンテスト‐」としてリニューアルされた。これにより、より創造性が高く、かつ実現性のあるCLT建築の提案の場として発展を遂げている。このコンテストを通じてCLTのさらなる普及促進や関連技術の開発を支援し、都市の木質化の推進、そして持続可能な建築社会の実現に貢献していく。

本年度のテーマは「いきいきと暮らす、高齢者のための生活拠点」。CLTを活用し、地域とのつながりを大切にしながら、自分らしく暮らせる高齢者住宅の建築設計提案を広く募集する。賞・副賞は、農林水産大臣賞(1点):賞金50万円、国土交通大臣賞(1点):賞金50万円、環境大臣賞(1点):賞金50万円、日本CLT協会賞(1点程度):副賞なし。

募集期間は、エントリー受付:8月5日~10月15日、作品提出受付:10月16日~11月16日。表彰式は2026年3月8日予定(東京都内)。

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