2025年07月14日 16:11

履修データセンターは、大学の履修履歴を活用した採用支援ツール「履修DB-α」に、学業場面に表れるポータブルスキル「学ポタ」を可視化する新機能を追加した。
近年、過去のエピソードから判断する質問では話を「盛る」ことが前提となることで、表面的な印象に左右されやすくなり、学生の本質を見極めるのが難しくなっている。一方で、大学における出席管理の厳格化などを背景に、学生の行動特性や資質が「学業場面」に現れやすくなっているという変化も起きている。また、従来の成績やGPAは学力の目安にはなっても、企業が求める実践的な力──いわゆるポータブルスキルを示すには不十分であり、しばしば「知識レベルの評価」にとどまってしまう。
そこで同社は、学業行動の確認をよりポジティブに捉えるため、「学ポタ(=学業場面に表れるポータブルスキル)」という新たな概念を提唱した。「学ポタ」は、「成績の良し悪し」や「勉強を頑張ったかどうか」ではなく、学校生活という環境の中で学生がどのような姿勢や行動特性を発揮していたのかに注目。それを企業にとって価値あるスキルの言葉で、具体的に可視化する。
この背景をもとに、「履修DB-α」には「学ポタ機能」を追加。学生の強みを、履修データという裏付けある事実で伝える新しい面接スタイルを実現した。エピソードに頼らず、履修履歴から学生の強みを見極める新しい採用のかたちを提案する。詳しくはこちら。