2025年07月11日 12:25

リバランスは、AIを搭載した簡易発達チェックシート「トリセツ」の無料提供を開始する。

LDやADHD、自閉症スペクトラム等の発達障害の可能性を疑った保護者が専門機関に相談しようとしても、発達検査の予約はすぐに埋まってしまい、数カ月から場合によっては1年待ちというケースが後を絶たない。その間にも学校のカリキュラムは進み、保護者は有効な手立てがないまま、焦りと不安を募らせている。

同社は、子どもの発達特性に合わない学習指導や関わり方を続けることは、スポーツにおける「練習中に水を飲ませない」といった不合理な根性論や、「うさぎ跳び」のような高リスクな練習を強いることと同じであると考えている。良かれと思った働きかけが、かえって子どもの自己肯定感を損なうことになりかねない。この課題を解決するために簡易発達チェックシート「トリセツ」を無料提供するに至った。

本チェックシートは、いくつかの簡単なアンケートに答えるだけで、AIが子どもの発達特性の傾向を分析する。家庭ですぐに、我が子の「得意なこと」や「つまずきやすいこと」の傾向を客観的に把握できるツールだ。主な特徴は、即時性(専門機関の長い予約待ちをせず、気になったその時にすぐ利用可能)、手軽さ(スマートフォン一つで完結する簡単なアンケート形式)、AIによる分析(回答に基づき、AIが子どもの特性の傾向を分析し、関わり方のヒントを提示)。なお、本チェックシートは医学的な診断に代わるものではない。今後は、利用者からのフィードバックを反映させながら、AI分析の精度向上やコンテンツの拡充を継続的に行っていく。

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