2025年07月03日 12:57

アマダは、誰でもより簡単に曲げ加工の自動化を実現する、協働ベンディングロボット「CR-010B」の販売を7月3日から開始する。

「CR-010B」は、曲げ自動化の導入におけるコストや設置スペース、ロボットオペレーター不足などの課題に応える協働ベンディングロボット。ロボットは脱着が可能で、加工内容や人員の状況に応じてベンディングマシンを人とロボットで使い分けることができるため、効率的な生産を実現する。さらに、ベンディングマシンのNC装置と連携し、CAM不要でロボット用プログラムの作成が可能な「ロボットプログラム簡易作成ツール」を搭載した。複雑形状にも対応したベンディング自動化システムでは、ワークごとに専用CAMによるプログラム作成が必要だが、「CR-010B」はアマダ独自の差別化された機能に絞ることで、誰でもより簡単なプログラム作成と運用、そしてコストを抑えた導入を可能にした。また、外力検知機能を持つ協働ロボットと、人の接近を監視するレーザスキャナーの採用で、進入防止柵が不要となり省スペース化を実現した。

現在、板金加工機械業界では人手不足が深刻化しており、技術者の高齢化や次世代への技能継承に関する問題に直面している。アマダは、今後もこれらの課題を最新のマシンとテクノロジーで解決し、生産革新の提案をしていく。

価格は2232万円(税別)。販売開始時期は7月。

商品情報