2025年05月21日 15:48

NTT東日本は、NTTグループ・通信各社等と合同で、東北で初めて避難所相当の施設を活用した訓練を実施する。これは、避難所及び、周辺エリアの通信を救済する通信事業者合同での訓練で、日時は5月21日、場所は仙台市秋保体育館。
2011年の東日本大震災、2019年の台風19号及び2024年の東北豪雨災害。これらの経験を通じ、同社では被災地域における迅速な通信の確保・設備復旧はもとより、地域・利用者に寄り添った対応の実現、更なる自治体、通信各社等との連携強化が不可欠と考えた。そこで今回、合同訓練を実施する。
屋内訓練として、情報連携、お客様相談窓口の開設、固定電話、インターネット、Wi-Fi通信の確保など。また避難所へWi-Fiを提供することを想定し、最新の衛星通信機スターリンクを用いて、通信各社の設営訓練を実施。さらにNTT東日本の移動電源車を用いて、携帯電話事業者の電源を救済する訓練を実施する。
加えて、ドローンによる被災地調査、リアルタイム映像配信、水循環型シャワーWOTA BOXの設営、災害復旧拠点への非常用物品の搬入などを実施する予定。WOTA BOXはポータブル水再生システム。排水の98%以上を再生して循環利用することで、いつでもどこでも安全で清潔な水を提供できる。