2025年05月20日 18:05

miiboは、AIを活用した「方言継承への取り組み」と「学生の論理力向上や教員の業務負担軽減」について、鹿児島大学 総合教育機構共通教育センター 准教授 坂井 美日さんへのインタビューを公開した。

地域方言が消滅の危機に瀕しており、30年後には鹿児島の方言が消える可能性がある。方言の消滅は文化的損失だけでなく、医療現場での高齢患者と若い医療従事者間のコミュニケーションギャップという実用的問題も引き起こしている。

このたび、文系出身の教員がノーコードAI開発サービス「miibo」を活用して「カルカンちゃん」という方言対話AIを開発した。方言AIは高齢者のQOL向上や方言学習者の練習相手として好反応だという。インタビュー記事では、研究のきっかけが、研究者自身がおじいちゃんの言葉を理解できないという経験からだったことが明かされた。また、高齢になると「方言返り」現象が起き、標準語を忘れて方言でしか自己表現できなくなることがあるという。

そこで、「miibo」のノーコード開発環境を使って標準語入力に対して鹿児島方言で応答するAIを開発した。 RAG機能やシナリオ機能を活用し、方言の知識ベースと会話制御を実装。また、奄美方言特有の7母音体系など方言特有の課題に対応する技術的解決策を実装しており、約80%の認識精度を実現している。詳しくはこちら