2025年04月28日 09:54

ファシリティジャポンは、同社が展開するウェブ閲覧支援サービス「FACIL’iti(ファシリティ)」が、川崎市の認証制度「かわさき基準(KIS)」に正式に認証された。

「かわさき基準(KIS)」は、川崎市が2008年度に開始した福祉製品の認証制度。優れた福祉製品のあり方を示す独自の基準として、「自立支援」を中心とした8つの理念に基づき、製品やサービスが審査・評価される。

多様な年齢、障害、特性を持つ人々が日々インターネットを利用するなか、「誰もが快適に使えるウェブ環境」へのニーズが高まっている。「FACIL’iti」の最大の特長は、導入されるすべてのウェブサイトに対して、エンジニアが個別に開発・調整を行い、表示の崩れを防ぎながら品質を維持している点にある。「FACIL’iti」が導入されているWebサイトでは、閲覧者がワンクリックで利用できる24の設定パターンを用意しており、ユーザーは自分に合った設定を選んで表示することができる。

KIS認証に際しては、ウェブの閲覧に課題を持つ利用者から「自分に合ったカスタマイズをすることでウェブサイトが見やすくなる」という評価を受けた。支援者からは、ルーラーや読み上げ機能などの活用により「漢字が読めない場合でも自身の力で閲覧できるようになり、支援の負担が軽減される」との声があった。これらの結果から、「活動能力の活性化」「ノーマライゼーション」などの理念に適合していると判断され、認証に至った。

川崎市公式サイト