2025年02月07日 09:07

バルテスグループの関連会社であるバルテス・モバイルテクノロジー(VMT)は、同社が提供するメタバースプラットフォーム「VMVerse(ブイエムバース)」の新潟県佐渡市における開発事例をウェブサイト上に公開した。
佐渡市では、2024年7月に世界遺産に登録された「佐渡島の金山」について、より多くの人に歴史や文化に触れてもらうために、メタバースという新しい手段を用いた取り組みを開始した。メタバースを通じて、国内外の人々に佐渡の魅力を伝え、観光促進や地域活性化を図る狙いがある。
佐渡市が募集していた「メタバースを活用した「佐渡島の金山」の新たな魅力発信コンテンツ制作による佐渡ファン獲得事業」に、VMTが提供するメタバースプラットフォーム「VMVerse」が採択され、メタバース空間「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」が2024年12月にフルオープンとなる。
「江戸時代の佐渡にタイムスリップメタバース」は、仮想空間で江戸時代の佐渡を再現したメタバース体験。このメタバースでは、江戸時代の佐渡の街並みや金山坑道を3Dで再現し、ユーザーがVRゴーグルやPC、スマホを使ってその時代にタイムスリップしたかのような体験ができる。また、ユーザーのアクションによって隠された仕掛けが発動するなど、インタラクティブな要素も盛り込まれている。さらに、メタバース内での「投げ銭機能」を通じて、収益を佐渡の文化財の保全・活用に充てる仕組みも備えている。