2025年01月29日 09:55

奈良市は、奈良市消防団「重機対応部隊」を発足した。
近年、全国でゲリラ豪雨や台風の襲来による土砂災害等が多く発生しており、本市において災害が発生した場合に、一早く市民の生命・身体・財産を守るため、奈良市消防団に奈良県内初となる「重機対応部隊」を発足する。この重機対応部隊は、消防団員や消防団員が勤務する事業所等が所有または管理している重機を使用して、緊急車両などが土砂災害等により道路が寸断された際に通行できるよう障害物を排除し、初動活動を早期に確立させ、消防活動が円滑に行えるようにすることを目的に組織される。
奈良市内において発生した災害等により、建設用重機及びその搬送用車両が必要とされる場合、消防団員には重機保有者やオペレーターが存在することから、あらかじめ消防団員の中から選任した「重機対応部隊」を活用し、迅速かつ効果的な消防活動を実施し、市民の安全安心の確保につなげる。「重機対応部隊」は、消防団員約1000人の中から、選抜した操縦資格者6名で構成。主に建設業に関わる人が多く、有事の際、各団員が生業で所有する重機を使い、路上の障害物を撤去して消防車両の通行ルートを確保する。重機対応部隊の活動は、「重機等を活用した消火活動の支援」「重機等を活用した救助活動の支援」。
運用日は、部隊創設:1月1日、実運用開始:2月1日。