2015年07月21日 17:21

倉敷中央病院は7月19日、東京ビッグサイトにて日本で初めて世界でも類を見ない、研修医のための実技試験のトライアウトを実施した。約30名の医学生が参加し、米粒寿司・5ミリ折り鶴・昆虫組み立てに挑戦。これは、倉敷中央病院が研修医採用に導入する実技審査の試験的取り組みとして行われた。

参加した医学生は、病院側が用意したピンセットやメスと鉗子、手袋などを用いて試験に取り組んだ。参考として研修医も参加したが、試験という緊張感、経験のない作業ということが影響し、3つの内容いずれも完成できないほどの厳しい試験となった。

寿司に関しては研修医が11貫完成のところ、医学生は最高で8貫の完成。一方で折り鶴は、医学生が健闘し、2人が3つ完成させたところ、研修医は完成に至らなかった。

今回のトライアウトを参考にし、実技を取り入れた本採用試験は8月2日・16日に倉敷中央病院で行う。