2024年11月13日 12:58

日本調剤は、corteとソラミチシステムが共同開発したAI薬歴作成支援サービス「corte」の導入を11月11日より開始した。

日本調剤は、1980年の創業以来、一貫して国の健康保険制度を支える調剤薬局のあるべき機能・役割を全うすべく「医薬分業」を追求し、調剤薬局展開を積極的に行っている。現在では、全都道府県に調剤薬局を展開し約4000名の薬剤師を有する、日本を代表する調剤薬局企業として評価を得ている。

「corte」は、患者と薬剤師の服薬指導中の会話から、指導内容や患者が伝えた症状など薬歴に必要な情報を生成AIが自動で要約し、テキストにて表示する。服薬指導の際に「corte」内の録音ボタンを押すだけで利用することが可能で、薬歴に記載するための文章を簡単に作成できる。通常の薬歴作成には、服薬指導中の患者との会話をメモに残し、服薬指導終了後に薬歴を記載する必要があり、薬剤師1人当たり1日平均1時間25分かかるとのデータがある。日本調剤は、「corte」の導入により、薬歴入力にかかる時間を減らすことができると期待している。

日本調剤の50店舗へ先行導入を行い、今後は効果検証を重ねながら、対象店舗の拡大を進めていく方針だ。「corte」の導入により、薬剤師の薬歴作成にかかる時間を削減し、業務効率化を推進することで、服薬後のフォローや医師へのフィードバックをはじめとした対人業務のさらなる充実を図り、医療の質を向上していく。

日本調剤 / corte