2024年11月13日 12:41

セーフィー、Kix、Hacobuの3社は、10月1日~12月31日、日本郵便の新東京郵便局において、車両の受付業務の自動化と現場作業の省力化を目指した実証実験を開始した。

本実証実験では、トラックの受付業務の自動化と省力化を目指し、セーフィーのクラウドカメラとAI技術により車両ナンバーを認識。Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」内のデータと連携させている。

これにより、事前に入場予約された車両をタイムラグを最小限に抑えて誘導することが可能となり、ドライバーの待機時間を削減する。さらに、「MOVO Berth」のダッシュボードから車両の入退場記録や荷待ち時間の全体傾向を可視化することで、物流現場のオペレーションの効率化を目指している。

日本郵便では「物流の2024年問題」において、「荷待ち・荷役作業等にかかる時間の把握、2時間以内ルール」「出荷に合わせた生産・荷造り」「納品リードタイムの確保」などに取り組んでいる。これらの取り組みを進めていくためには、トラックの荷待ち・荷役の実態把握が必要不可欠。

本実証実験を通じてMOVO Berthに蓄積される車両の荷待ち時間・荷役時間等のデータを分析し、より効率的なトラック受付・荷役体制の確立を目指す。例えば入出庫のピーク時間帯や荷役所要時間などを分析し、トラックバースの効率的な運用やトラックドライバーの待ち時間削減など、物流業務全体の生産性向上につなげていく。