2024年11月01日 19:00

アスプローバは、自動車部品業界向けに、基準生産計画を最適化AIで自動立案する生産計画立案パッケージソフトウエア「Asprova Auto MPS」を11月1日より提供開始する。

JIT納入を求められる自動車部品メーカーは、遅延や欠品が許されない環境だ。また、自動車には多くの異なる部品が使用されるため、多品種少量生産を行うことが一般的。在庫を持たずに一定の生産能力で安定的に生産するためには、日々の生産数の平準化が必要になる。しかし、需要の急増急減などの変化にすぐに対応できる理想的な基準生産計画(MPS)の作成は容易ではない。同社は、大手自動車部品メーカーの業務ノウハウを元に、これら特有の計画要件に対する有効な機能を凝縮し、業種特化型のAI搭載スケジューラとしてパッケージ化した。

「Asprova Auto MPS」は同社独自に開発した生産計画立案用のAIであるSolverを利用し、需要の波動に合わせて、100万通り以上の計画案の中から最適な生産計画を自動で立案することができる。これにより、企業は納期遵守と人員設備負荷平準化の両立が実現でき、不要な残業や過剰な設備負荷も抑えることができるので、生産コストとキャッシュフローの改善が期待できる。また、日次バケット、ライン負荷分散計画業務にフォーカスされたパッケージ製品のため、短期間での導入が可能だ。

価格は要問い合わせ。提供開始日は11月1日。

Asprova Auto MPS