2024年10月18日 09:55

未来機械は、ドイツのメッセシュトゥットガルトで開催された世界最大級の測量・地理情報関連展示会「INTERGEO2024」(期間:9月24日~26日)に墨出しロボット「HOKUSAI」を出展し、従来の建設現場での墨出し作業に加えて、新しい機能である描画機能として商品力強化した。

建設現場における「墨出し」は設計図面に基づいて建物の基準となる線や点を現場に直接マーキングする作業。これにより建物の位置、寸法、水平・垂直の基準が明確になり、工事が正確に行われることが保証される。同社墨出しロボットは設計データをもとに測距器(ライカジオシステムズ社製)で正確な現場位置を確かめながら1mm~3mm(ロボットと測距器の距離による)という精度の高い墨出しを自動で行うことができる。同社墨出しロボットのXY Gantry System(プロッター方式印字機能)の精緻な印字性能に着目し、線や点で構成される一般的な墨出し作業よりもっと細かく緻密な図形やイラストを精度高く床面に描画することが可能になった。

今回ドイツでの展示会出展に合わせて、商品名を「HOKUSAI」とし、HOKUSAIをイメージさせる特別ラッピングボディを用意し、欧州で人気の高い葛飾北斎「神奈川沖浪裏図」を展示会ブース床面に緻密に再現することで注目を集めた。

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