2024年10月09日 16:21

荒木商会は、新会社「ROKA STYLE」を立ち上げ、リユース品を救い出し、洗浄・清掃し、磨き上げ、陳列する倉庫を富山県高岡市に立ち上げた。

同社では「ゴミのない社会の実現」を目指し、リサイクル事業を約20年間展開している。その中でも現在、家屋等の片付け事業に注力しており、年間約600件の家を片付けてきた。一方、国内でのごみの総排出量は4034万トン(令和4年)。その内約8割は廃棄物としてリサイクル工程を踏み、世の中に循環されているが、環境負荷がかかるといった問題が発生している。

そこで「ROKA STYLE」では、リユース品として取り扱わない不要品を多く引き取り、倉庫に展開。「濾過する」という意味を持つ「ROKA」を社名に掲げ、社会的に不要とされる物品を「救出」「清掃」「リメイク」することで、新しい価値を創出する。

1階から2階にかけて倉庫全体を通して、モノが濾過されていく様を表現する空間を演出。施設の中央(2F)には「濾過」を象徴する網目をモチーフにした単管の門を設置した。倉庫内には「古い箪笥」「棚」「おちょこ」から「本」「雑誌」「ゲーム」などが多く陳列されており、昔ながらの懐かしい、レトロな空間が広がっている。これらは救出・洗浄・清掃されたモノであり、もう一度価値の見直しを図り、ROKA STYLEで再販売を試みる。初年度は年間で5000点の廃棄物削減を目指す。