2024年09月30日 19:49

昭和西川の「タンブル乾燥しても縮みにくい」綿100%カバーリングがパワーアップ。「洗ってもしわになりにくい」形態安定性を実現した。8月から沖縄の宿泊施設で提供開始、10月には軽井沢宿泊施設でも開始する。

アパレル業界ではノーアイロンシャツが一般的になる中で、寝装業界では生地巾の制約などがあり、綿100%の「洗ってもしわになりにくい」カバーリングはこれまで実現が困難だった。コットン繊維は超低温の液体アンモニア中で処理することで、コットン繊維が均一に膨潤し円形に近づく。同社ではこの特殊な加工を施すことで、しわになりにくいのに綿の風合いが活きた生地を実現した。

アパレル業界では、W&W性(ウォッシュ&ウエア性)の数値に基づき、「しわになりにくいシャツ」の性能を評価している。一般的には綿100%の無加工品が1.0級、形態安定加工と言われるものが3.2級以上と評価される。綿100%生地のTumbDry(R)は3.5級という評価値が出ており、洗濯後のしわを気にせず、キレイをキープできることがわかる。乾燥機を使っても縮みが少ないので、安心して乾燥機を使えるのも強み。そして100回の洗濯、乾燥機をかけた検査では、見た目のしわが一般的な同規格の生地と比較しても全然違う結果が出た。

本製品は、一般的なベッドリネンのカバー生地より20%軽く、導入した宿泊施設からは、清掃業務の効率化とコスト削減につながると大好評だという。一般販売も来シーズンより開始予定。