2024年09月27日 09:59

フリーは、電子契約サービス「freeeサイン」において、訪問型および店舗型ビジネス向けに新たな機能「対面契約」を公開した。

これまで「freeeサイン」では、メールやSMSを使って契約書を送付し、署名者は自身のデバイスで同意と署名を行う必要があった。しかし、本機能により、契約書送付者のタブレット端末1台で契約を締結できるようになった。これにより、署名者が自身のデバイスを持っていない場合でも電子契約が可能になった。この新機能では、タブレット上で取引先の顧客や従業員と共に契約内容を確認し、そのまま同意と署名を行うことができる。契約書や申込書の作成もタブレットで行えるため、事前の印刷が不要で、訪問先での急な契約変更にも即対応できる。さらに、署名は手書きサインで行うため、従来の紙での契約の流れをそのまま電子契約でも再現可能で、タブレット操作に不慣れな高齢者でも簡単に手続きを行うことができるようになる。

紙の契約書で契約を交わしている業種の場合、電子契約に切り替えたくても対面契約ができないことによって切り替えを見送ることも発生していた。紙で契約書を交わす場合、当然、契約関連のデータとその他のあらゆるデータを紐づけすることは難しく、電子契約のメリットが失われてしまう。今回の「対面機能」のリリースにより、従来の遠隔での署名に加え、対面での署名も可能となり、Communication flowとData flowの改善を実現する。

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