2024年09月24日 15:51

農業コンサルティング等を手掛ける「ベジロジ」は、愛知県田原市の若手農家と共に、国産アボカド栽培の情報発信拠点設置のためにオーナーシップ型クラウドファンディングを開始した。

愛知県田原市は、日本有数の農業産地であり、農業産出額は全国2位を誇る。しかし、農家の高齢化や後継者不足が深刻な課題となっている。そんな田原市の若手農家が中心となり、5年前からアボカド栽培に挑戦を始めた。空きハウスの活用や、他の農作物への栽培に悪影響を与えないなどのメリットを持つアボカドだが、日本での栽培方法は確立されておらず、未だ1本あたりの収穫量は海外に大きく劣る。若手農家が中心となり、日本で初めて国産アボカドの安定的な生産方法を確立できれば、農家減少の地域において、持続的な農業モデルの一つとなると考える。

さらなる生産拡大に向け、地方創成に関心が高い人々やアボカド好きの人々の協力の元、一緒にアボカド栽培を行うべくアボカドの木のオーナーシップ型クラウドファンディングを9月17日に開始した。クラウドファンディングを通じてアボカド農園一体型複合施設「アボカドLabo」の設立を目指す。

アボカドLaboは、アボカド栽培の実証施設としてだけでなく、アボカドファン向けのイベントスペース、ハウス見学等も実施可能な農業ハウス。国内のアボカド栽培、また国産アボカドのコミュニティ形成の中心地としてアボカドLaboから情報発信を行っていく。プロジェクトはこちら