2024年09月17日 12:50

AMDlabは、建築設計者向けサービス「建物カルテ」に、新機能「条例自動検索機能」を追加する。
法規制や条例に関する調査は、設計者にとって非常に時間のかかる作業だ。その理由のひとつは、都道府県や市区町村ごとに条例が異なるため。同じ規制でも地域によって基準が異なり、自治体ごとにホームページや電話にて規制を確認しなければならない。また、改正の頻度も地域ごとに異なり、最新情報を把握する必要もあり、時間がかかる要因となっている。もうひとつは、正確な把握が求められること。確認作業に抜け漏れがあると、計画に重大な影響を及ぼし、プロジェクトの遅延にも繋がる可能性がある。
「建物カルテ」は、建築設計に必要な情報をWeb上で一元管理し、設計業務におけるチームの連携強化を支援するサービス。「条例自動索機能」を利用することで、法規制や条例の調査を効率化できる。設計者は敷地の住所を入力するだけで、その地域の条例や法規制に基づく必要な申請・届出を把握可能だ。さらに、納期や進捗状況も同時に管理できるため、プロジェクトの遅延や手続き漏れのリスクを最小限に抑えることができる。
「建物カルテ」はブラウザ上で設計図が描けるサービス「WEBBIM(ウェブビム)」との連携を通して「DDDDbox(フォーディーボックス)」サービスの中核を担っている。今後は、サービス間のデータ連携を強化し、「条例自動検索機能」を活用した自動設計の実現を目指す。
料金は調整中(早期契約特典あり)。利用開始時期は12月頃。